バックオーダーという言葉は日本ではあまり聞くことはありませんが、アメリカの通販ではよくあります。
バックオーダーは海外通販する上で覚えておきたい用語の一つです。
ここではバックオーダーという用語について解説するとともに、バックオーダーについて知っておきたい注意点についてもご紹介します。
バックオーダーとは?
バックオーダーとは「オーダーを受けたけれど在庫がないので、入荷次第発送する」という意味です。
日本ではバックオーダーという言葉を聞くことはあまりありませんが、アメリカの通販ではよくあります。
バックオーダーが発生する理由
バックオーダーが発生する理由は、在庫切れであるにも関わらず注文を受けてしまうことにあります。
日本では、商品が在庫切れになった場合は「在庫切れ」と表示してオンラインお店では売らないというのが一般的です。
そのため注文したのに商品がない、もしくは発送まで長期間待たなければならないというようなことはありません。
これに対してアメリカは違い、在庫切れであるにも関わらず注文を受けてしまうことがあります。
注文が入ってからメーカーに発注するというようなこともよくあります。
そのためアメリカではバックオーダーという言葉が定着していて、バックオーダーのせいで商品を受け取るまでに1カ月以上かかるということもあるのです。
日本とアメリカではカスタマーサービスが違う
日本ではほとんどバックオーダーという言葉を聞きませんが、それは日本のカスタマーサービスとアメリカではカスタマーサービスの考え方が違うからです。
日本は「お客様第一」という考え方で、「お客様へ迷惑をかけることは絶対だめ」といった風潮があります。
これに対してアメリカでは、日本のようにお客様を最優先に考えるというわけではありません。
このようなカスタマーサービスの違いがバックオーダーの有無につながっています。
バックオーダーかどうか確認する方法
バックオーダーの表示は、サイトにより様々に異なっていますが、主に以下のようなポイントでバックオーダーかどうか確認できます。
- サイトの商品ページに「バックオーダーになる」と記載されている。
- 商品をカートに入れると「バックオーダー」と表示される。
- 注文した後お店から届いたメールに、バックオーダーになることが書かれている。
- 在庫のある商品が配送された時に、納品書に「バックオーダーになっている商品がある」と書かれている。
このように、3・4の場合は注文する時にはバックオーダーかどうかはわかりません。
【注意】バックオーダーになるかは注文してみないとわからない
どの商品がバックオーダーになるかは、注文してみないとわからないということが多いのです。
バックオーダーになると連絡が来ることもありますが、連絡が来ることもなく待たされてしまうこともあります。
バックオーダー商品の配送方法と送料
複数注文した場合の配送には2つのケースあります。
1つ目は、すでにある分だけを先に送られて、バックオーダーになった商品のみが後から送られてくるというケースです。
2つ目は、バックオーダーの商品もそろってからまとめて送られてくるケースです。
何回かに分けて配送される場合は、送料が一回分のみかかるケースと、配送された回数分かかるケースがあります。
ほとんどの場合は1回分のみの送料がかかります。
バックオーダーになった商品が配送される時に追加で送料がかかるということはほとんどありません。
ですがお店によっては稀に配送された回数分かかることがあります。
配送された回数分かかるケースでは、アメリカから日本までの送料と日本国内の送が複数回分かかることになります。
送料が複数回分かかることによって、通常よりも送料が高くつくことになってしまいます。
【注意】バックオーダー商品が入荷される時期
バックオーダーが発生した場合のバックオーダー商品が入荷される時期についてです。
バックオーダー商品が入荷される時期が「何月何日頃に入荷されます」と書かれている場合もあります、書かれていない場合もあります。
バックオーダー商品が入荷される時期が書かれている場合でも、延期されて書かれていた時期よりも遅れるというケースも多くあります。
とくにアマゾンの入荷予定は変更されることが多いので注意が必要です。
このようにバックオーダー商品が入荷される時期は、はっきりと確約されていません。
バックオーダー商品が一週間くらい後に送られて来ることもあれば、何カ月も経った後になって届くということもあります。
【注意】バックオーダーが発生すると困る商品
バックオーダーが発生した時に困るのは以下のような商品です。
- 月○日までに絶対欲しいもの
- 服などの季節が関係あるもの
「○月○日までに絶対欲しい」というものは、お店にいつ届くか聞いても、言われた通りの時期に届けてもらえるとは限りません。
服などの季節が関係するものは、待っている間に季節やが変わって着られなくなってしまうことも考えられます。
このような商品は、バックオーダーの可能性がある海外通販で買うのはなるべく避けることをおすすめします。
バックオーダー商品はキャンセルできるのか
「注文後にバックオーダーになってしまったのでキャンセルしたい」という場合は、お店から発送される前であればキャンセルできることが多くあります。
アメリカのカスタマーサービスでは、商品のキャンセルと返品はほとんどの場合OKとなっています。
キャンセル料などが発生することも少ないです。
ですがすでにお店から配送されたという場合はキャンセルすることが難しく、中にはお店から配送される前であってもキャンセルが受け付けてもらえない場合もあります。
このような場合には、商品が届き次第返品するしかなく、返品にかかる送料はお客が負担することになります。
まとめ
ここではバックオーダーという用語についての解説と、バックオーダーについての注意点をご紹介しました。
バックオーダーは「オーダーを受けたけれど在庫がないので、入荷次第発送する」という意味です。
バックオーダーは日本ではあまりありませんが、アメリカの通販ではよくあります。
海外通販ではバックオーダーの可能性があるということを踏まえてお買い物しましょう。