日本国内と同じように、海外通販でお買い物をしていても不良品が届くことがあります。
海外だと返品の仕方がわからなくて困ってしまう人もいると思いますが、海外から輸入した商品もやり方を知っていればスムーズに返品することができます。
ここでは、海外通販で購入した商品を返品する方法についてご説明します。
返品する手順をステップ毎に丁寧に説明していくので、不良品が届いてしまった場合に備えて読んでみてください。
海外通販で不良品が届くことも
海外通販でお買い物をしていると時々トラブルに遭うことがありますが、その中で最も多いのが不良品が届くというものです。
日本国内で買った商品であれば気軽に返品できても、海外から購入した商品だと返品の仕方が分からなくて困る人は多いと思いますし、泣き寝入りしてしまう人も多いようです。
関連記事:荷物が届かない!海外通販で荷物が届かない時の理由と対応策を徹底解説
海外への返品は意外と簡単
海外への返品は難しそうに思えるかもしれませんが、やってみると意外と簡単に返品できます。
海外の場合も、返品のやり方は日本国内の場合とほとんど変わりません。
海外の人と返品について英語でやり取りをするのは緊張するかもしれませんが、慣れればすんなりできるのでやってみましょう。
海外のお店に返品したいと連絡する
まずは海外のお店に「不良品が届いたので返品したい」ということをメールで連絡しましょう。
日本の通販と同じように、連絡するのが遅くなると対応してくれない可能性もあるので、不良品が届いた場合には早めに連絡することをおすすめします。
目安として不良品が届いてから3~4日以内には返品についてのメールを送るようにしましょう。
不具合の状態についての説明を記載して、余裕があれば写真も添付すると理想的です。
返品についてのメールの例
返品する時にお店へ送るメールの例を載せておくので参考にしてください。
<日本語>
返品について
商品が届きました。
でも、商品に不具合がありました。
返品したいです。
よろしくお願いします。
注文番号:123
山田太郎
<英語>
About return
I received the product.
However,I noticed that the product was damaged.
I would like to return it.
Kind Regards.
Order number:123
Taro Yamada
不具合の状態を説明する文の例
上記のメール文にどんな不具合があるのかについても記載しましょう。
・傷があります
It has scratches.
・動きません
It does not move.
海外通販で購入したモノの返品する準備をする
お店から「返送してください。」というメールが届いたら、商品を送る準備をします。
お店からきたメールの内容がわからなければ、Google翻訳などで調べましょう。
準備するもの
以下の2つを用意しましょう。
・ダンボール
・商品を包む紙やビニール
ダンボールは商品を送るために必要ですが、商品を包む紙やビニールは無くても大丈夫です。
輸送中にダンボールが壊れて開いてしまった場合に備えて商品を包んでおくと安心なので、できれば用意しましょう。
納品書とメモを入れる
商品と一緒に以下の2つを同封して、一緒に梱包しましょう。
・納品書
・返品したい旨を書いたメモ
納品書がない場合には、代わりに注文確認メールなどを印刷して入れてください。
お店が「いつ誰が注文したものなのか」わかるようにしておくことで返品処理に時間がかからずにスムーズに手続きしてもらえるようになるので、注文した内容がわかるものを同封しましょう。
返品商品であるとわかるように、返品したい旨を書いたメモも入れておきます。
下のような簡単な文章で以大丈夫です。
<英語>
Dear Sirs or Madams,
Please return.
Kind Regards.
<日本語>
返品してください。
よろしくお願いします。
宛先の住所を記入する
英語で住所を記入しましょう。
英語で住所を書く時に特には、日本での住所と書く順番が逆になります。
名前、建物名、市区町村や県名、郵便番号と書いていくことになります。
例えば、東京タワーの住所を例に実際の書き方を確認すると以下のようになります。
日本東京都港区芝公園4丁目2−8
4-2-8,sibakouen,minato-ku,tokyo,japan
それぞれの書き方を以下にご説明します。
名前
送る側である自分にFrom、受け取る側である相手にToを書きましょう。
建物名
ビルなどの建物名を入れる時には、住所の一番先頭に書きます。
例えば「南ビル123号室」であれば「#123 Minami- Building, 2-3-4 Kita-cho」と書きます。
市区町村・県名・国名
次に市区町村を書きます。
「川崎市」であれば「Kawasaki-shi」、「中原区」であれば「Nakahara-ku」というように、ハイフンで区切ってから「shi」や「ku」と書くのが一般的な書き方です。
国名は「Japan」と書けば良いです。
国内では国名を書くことがないので忘れがちですが、ちゃんと書きましょう。
郵便番号
日本ではよく郵便番号を「〒」というマークで表しますが、海外では認識されてないマークです。
「〒」は省いて、数字のみで書きましょう。
商品を送る
郵便局では海外へ商品を発送する方法がたくさんあるので、自分に合った発送方法で送りましょう。
以下に一般的な発送方法として「小形包装物」と「EMS」をご紹介します。
小形包装物
1番安い料金で送りたい場合には郵便局で「小形包装物」で送るのが1番安く済みます。
ですがこの発送方法では荷物番号がつかないので、荷物追跡ができません。
急ぐ必要がなく、安く送りたい場合にはこちらがおすすめです。
重さが2kg以内、一番長い辺が60cm以内、3辺の長さの合計が90cm以内である物が送れます。
サイズを超えると小型包装物として送ることができません。
小さくて軽い物であればこの発送方法が利用できます。
小形包装物の中でもさらに種類がわかれていて、航空便(Airmail)、SAL便(Economy Air)、船便があります。
小形包装物は基本的に荷物追跡がありませんが、荷物追跡を付けたい場合は書留の追加料金410円を払えば利用できます。
EMS
荷物追跡をしたり紛失保証をつけたいという場合は、郵便局のEMSを利用しましょう。
EMSでアメリカへ送る場合には1番小さいサイズで2800円くらいかかり、荷物追跡つきだと値段はかなり高くつきます。
早く確実に届けたいという場合に使いましょう。
商品の重さが30kgまでであれば送れます。
EMSは、日本郵便の海外配送方法の中で最速で配送できます。
損害賠償制度もついているので、破損や紛失があった場合には2万円まで補償されます。
2万円以上の金額である商品を送る時には、2万円毎に50円の追加料金での補償となります。
海外への着払いはできるのか
基本的に海外への着払いは難しいです。
FedExという配送業者を利用すれば着払いにすることが可能ですが、利用するための条件のハードルが高くなっています。
FedExでは送る側と受け取る側でFedExのアカウントを登録すしなければならないので手間がかかります。
お店側に対応してもらう必要がありますが、英語で説明するのも難しいです。
どうしても返品送料を負担したくない場合には英語で交渉する方法もありますが、海外のお店はメールの返信が遅いことがあるので、交渉することで時間がかかってしまうことも考慮しましょう。
返品する際にかかる送料を着払いにすることはあきらめて、自己負担で対処するのが無難です。
関連記事:DHL、Fedex、USPS、UPSなど海外荷物追跡方法
まとめ
ここでは、海外通販で購入した商品を返品する方法についてご説明しました。
海外通販でお買い物をしていても、まれに不良品が届くことがあります。
海外から輸入した商品も返品することが可能で、やり方を知っていればスムーズに返品できます。
海外から輸入した商品を返品するのはハードルが高いように感じるかもしれませんが、やってみると意外と簡単に返品できます。
不良品が届いてしまった場合には、今回ご紹介した手順を参考にしてぜひチャレンジしてみてください。