ここではBilling Addressについてご紹介します。
海外通販で商品を購入する時には英語で住所を書くことになりますが、住所には「Billing Address」「Shipping Address」など種類が分かれているので「なんで住所が1つじゃないの?」と混乱してしまう人も多いのではないでしょうか。
Billing Addressとは何なのか、Billing AddressとShipping Addressの違いは何なのかくわしく解説します。
Billing Addressの書き方や、もし書き間違えてしまうとどんなことが起こるのかについてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
Billing Addressとは
Billing Address とは請求先の住所のことなので、「Billing Address」という項目にはクレジットカードに登録されている住所を入力しましょう。
Billing Addressがある理由は、不正利用を防止するなどセキュリティーを強化するためです。
なので海外の通販サイトでクレジット決済をしてお買い物をする際には、サイトに入力した住所とクレジットカードに登録されている住所の照会が行われます。
とくにアメリカの通販サイトの決済システムではBilling Addressを厳しくチェックしているところがけっこうあるのです。
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Billing AddressとShipping Addressの違い
海外サイトでのお買い物で住所を入力する時、「Billing Address」と「Shipping Address」の2種類の住所を入力することがあります。
どちらも住所なので混乱するかもしれませんが、この2つの違いは
Billing Address=請求先の住所
Shipping Address=配送先の住所
になります。
Billing Address
商品代金の請求先である住所です。
クレジットカードが登録されている住所なので、こちらの住所にクレジットカードの請求書が届きます。
Shipping Address
商品が配送される住所です。
購入した商品を届けたい場所を入力しましょう。
普段は同じ住所を入力すれば大丈夫です。
請求先と配送先が違う時だけそれぞれの住所を入力しましょう。
普通に自分のものを買って自宅に配送してもらう場合には同じ住所を入力すれば良いです。
荷物が届く先とお金を払う先が異なる場合に書き分けるものなので、例えば誰かに通販でプレゼントを買ってあげる場合には「Billing Address」に自分の住所を入力して、「Shipping Address 」にプレゼントする相手の住所を入力します。
書き方
郵便番号はとくに厳しく照合されます。
すべて数字で入力する必要があるので、ハイフンやスペースを入れずにそのまま打ち込めば大丈夫です。
クレジットカードを認証するプログラムが、入力した住所、郵便番号、電話番号を、クレジットカード会社に登録されているものと同じであるかチェックされます。
なのでこのチェックするプログラムにOKを出してもらえる入力方法で入力すれば良いのです。
郵便番号など、その国によって独特の書き方や文字数制限があるので、なかなかOKにならない場合もあります。
その際には工夫が必要になるので、少しづつ入力の仕方を変えて試してみましょう。
文字数制限のことを考えて、できるだけ短く入力するのがおすすめです。
うまくいった住所の入力方法はメモしておくと、今後のお買い物の際に役に立ちますよ。
サイトが日本への配送が可能になっているのでZip Code(郵便番号)が7桁に対応していないという場合もあります。
そのような場合にはサイトのヘルプデスクに問い合わせてみましょう。
Billing Addressは英語で書く
言語についてですが、Billing Addressは英語で書きましょう。
日本で作ったクレジットカードの登録住所は日本語で書いてあると思いますが、海外の通販サイトで日本語の住所を入力しようとすると、入力できなかったり、入力しても文字化けしてしまうことがあります。
請求先であるBilling Addressを入力する際には、英語で住所を入力しましょう。
日本の住所を英語に変換して書く際には、住所を書く順番が変わるので注意しましょう。
英語での住所の入力方法をご紹介しますので、よければ参考にしてみてください。
どのような項目を、どのような書き方で入力する必要があるのか順に確認していきます。
入力する項目と意味
海外通販で入力する項目とその意味について、それぞれ以下にご紹介します。
- First name 名前
- Last name 苗字
- Apt / Suite / Unit アパート名/号数
- Address Line1 / Address Line2 市以下の住所
- City / Town 市区町村
- State / Province / Region 都道府県
- ZIP / Zip Code/ 郵便番号
- Country 国名
- Phone number 電話番号
英語での住所は順番が逆
英語で住所を書く時にとくに気をつけたいポイントは、日本での住所と書く順番が逆であることです。
なので一番最初に番地やマンション名から書いていくことになります。
東京タワーの住所を例に実際の書き方を確認すると以下のようになります。
東京都港区芝公園4丁目2−8
4-2-8,sibakouen,minato-ku,tokyo,japan
このように、英語で入力すると、番地・町・市・県・国という順番になります。
マンションや建物名の書き方
マンションやアパート、ビルなどの建物名を入れるときには、住所の一番先頭に書きます。
例えば「南マンション123号室」であれば「#123 Minami-manshon, 2-3-4 Kita-cho」とと書きます。
部屋番号の前には「#」をつけて書きましょう。
マンションやアパートなどの建物の名前を入力する際は、英語に変換して入力するか、そのままローマ字表記で入力するか迷ってしまうかもしれませんが、どちらで入力しても大丈夫です。
アパートならapart、apartment、ハイツならheights、コーポならcorpo、ビルはbldg.と書きましょう。
市区町村や県名の書き方
次に市区町村を書きましょう。
「川崎市」であれば「Kawasaki-shi」、「中原区」であれば「Nakahara-ku」というように、ハイフンで区切ってから「shi」や「ku」と書くのが一般的な書き方です。
県名の書き方についてですが、「都道府県」を省略して書いて大丈夫です。
例えば東京都であれば「Tokyo」、神奈川県であれば「Kanagawa」というように書きましょう。
国名は「Japan」と書けば良いです。
郵便番号の書き方
日本ではよく郵便番号を「〒」というマークで表しますが、日本だけで使われているので、海外では認識されてないマークです。
「〒」は省いて、数字のみで入力しましょう。
住所を入力する際、郵便番号のハイフンが原因でエラーが出てしまうことがあります。
エラーが出てしまった場合には、ハイフンを取って7桁で入力してみましょう。
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Billing Addressを間違えるとどうなる?
Billing Addressを間違えると、商品が購入できません。
先ほど説明したように、Billing Addressはセキュリティーを強化するためにあります。
システムが、あなたがBilling Addressに入力した住所クレジットカード会社に登録されている情報と一致しているかチェックして、一致していない場合は決済を拒否されてしまうのです。
Billing Addressを入力して「住所を確認してください」というようなメッセージが表示された場合には、入力した住所を確認してみましょう。
Billing Addressが間違っていた場合、「住所が確認できなかったので購入をキャンセルしました」という連絡が数日たった後に来るという場合もあります。
ただでさえ海外から輸送するのには時間がかかりますが、このようになってしまうと大幅に時間ロスになってしまい、商品を購入するのにたくさんの時間がかかってしまいます。
気をつけるべき点はZip Code(郵便番号)です。
入力した住所が合っている場合には、ハイフンを入力してしまったことによるエラーなどが考えられます。
日本の郵便番号を入力するところでは□-□というようにテキストボックスが-を挟んで2つありますが、海外での郵便番号にあたるZip Codeを入力するところはテキストボックスが1つだけになっています。
ハイフンは入力せずに、数字だけを入力しましょう。
まとめ
ここではBilling Addressについてご紹介しました。
商品代金の請求先である住所です。
クレジットカードが登録されている住所なので、こちらの住所にクレジットカードの請求書が届きます。
商品が配送される住所です。
購入した商品を届けたい場所を入力しましょう。
請求先であるBilling Addressを入力する際には、英語で住所を入力しましょう。
Billing Addressは請求先の住所で、間違えると商品が購入できないので慎重に入力する必要があります。
通販サイトでお買い物する際には、ぜひここでご紹介した内容を役立てていただけたらと思います。